リノベの現実
古民家をリノベーションするって、
古きよき日本の家を今風に改装して
おしゃれできれいな住宅にする
かっこいいイメージがあります
わたしもこの会社にはいって
こうして現場で働くまでは
古民家ってええなあ、
おしゃれやなあとふわっと思っていました
その通りなのです
その通りなのですが、
しかし現場はそんなキラキラしたものではありません
古くて、しかも長年空き家であった家の荒れ具合といったらもう!
本当におばけ屋敷状態なのです。
雑誌など誌面にのっているのは完成されたカッコいい状態
長年放置されると家はどうなってしまうのか。
横須賀の現場を例にご覧ください
緑が生い茂り、入室困難になります。
畳が腐り、なぞの穴が出現します。
屋根がはがれ、屋内なのに太陽の光が差し込みます。
かつてのお風呂です。
歩くことすらままなりません。
どうしてこんなに荒れてしまうのでしょう。
不気味ですね。
ここは場所柄、自然にあふれているため
屋内にまで草が浸食しているし、動物らしき痕跡もあります。
こんな廃墟がわたしたちの勤務地なのです。
はじめて解体作業前の現場をみたとき、
すごい衝撃をうけたことを思えています。
こんなにボロボロになっても、
見違える物件になれるなんて、この家も喜んでいるでしょう。
しばらくここで働く所員としては
一刻も早く、きれいにしたいものです。