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ツリーハウスづくり始動!

12月になり、バウハウス横浜にも徐々に入居者が引っ越してき始めました。

新しい生活がはじまり、家に流れる空気もだんだんあたたまってきて。

そんな中、いよいよなんじゃもんじゃハウスのメイン、ツリーハウスづくりに着手しました。

さて、どうやってつくろうか。大木を見上げる大関さんと馬場さん。

土台にする古材を仕入れてきました。

材料を持ってひょいひょいっと木に登る所長。

仮組みして雰囲気をみます。

こんな感じかな?

  

しかし大関さんの木登り術は目を見張るものがあります。

所長、猿のようです・・・。

そうとう高いんですよ、この木。

本人曰く、「けっこう怖い。けど慣れた。」

上のほうに登ると、めっちゃくちゃ眺めがいいそうです!

 

さて、どんなツリーハウスになるのか・・・

ヒント。

一所員が描いた最初の構想図。

これでわかった人は、オトナには見えないものが見える人かもしれません。

 

突然ですが、これを読んでいただいている皆さんにお願いです。

ツリーハウスづくりのために、古着など不要になった衣料品を寄付していただきたいのです。

自分の古着がツリーハウスになったって、ちょっとネタにできるかも。

(頂いたもの全てを使うことができるかどうかは、保証できませんが・・・ご了承ください。)

下記内容をご覧いただき、ご協力よろしくお願いいたします!!

 

■■■ご依頼内容■■■

綿が多く入っている製品(Tシャツ、綿シャツ)とか、デニム、カラーパンツなどが希望です。

黒系ではなく、色モノ、柄モノだとうれしいです。

ナイロンなどシャカシャカするもの、分厚すぎるもの、毛糸で編んだものなどは使うことができません。

もし寄付してもいいよというものがありましたら、下記メールアドレスまでご連絡ください。

info★ozekilab.jp (★を@に変えて送ってください)

お名前、メールアドレス、どのようなものが何着あるか、ご希望の受け渡し方法(下記3パターン)を教えてください。

1.なんじゃもんじゃハウスに遊びがてら持って来ていただく。(最寄駅は横浜市営地下鉄の三ツ沢下町です。)

2.大関商品研究所まで送っていただく。(申し訳ないですが、発送費は負担して頂くことになります。)

3.都内・横浜で時間に融通がきく場合に限りますが、引き取りに伺えるかもしれませんので、ご相談ください。(所在地をお知らせください。)

 

ではでは、どうぞよろしくお願いいたします!!

   

カナコ

最高の手しごと

先日、おかげさまで大盛況に終わった「なんじゃもんじゃハウス」ことバウハウス横浜オープンハウス&ナイト&お泊まり会。

5月の上棟式、7月の流しそうめんイベントに引き続き、なんじゃもんじゃハウスプロジェクトの3回目のイベントでした。

オープンナイトの様子はなんじゃもんじゃハウスのブログにてご紹介してます。
こちら→「なんじゃもんじゃの夜」

楽しんでいただけたようで、ほっとひといき。

・・・つく間もなく、入居者を迎えて、ツリーハウスの構想を練り始めて、師も走る師走とはよく言ったもんだ。

走るー走るー俺ーたーちー。

今日も社長といずみちゃんはクリスマスツリーをとりに群馬まで走っとります。

ちょっとその間にオープンハウス後記でも。

 

私はこの4月に入社してから、プロジェクトメンバー(なぜか肩書きはプロジェクトリーダー)としてこの家づくりに携わってきました。

なんじゃもんじゃハウス特設サイトをつくるところから始まり、イベントの企画、工事のお手伝い、入居者募集などなど・・・。

新築の家を建てるのは、見るのはもちろん参加するのも初めて。

振り返るとたくさんの人たちに支えられ、苦労あり、笑いあり、、感慨深いなぁ。

・・・と、思い返しているオープンハウス前日。

そうだ、メイキングムービーをつくろう!と思い立った。

大工さんたちの仕事をみんなに見てもらいたいし、こんな過程を経てできたなんて、きっと誰も想像できないだろうし。

 

これまでの写真をひっかき集めて、ただ編集ソフトでつないだだけだけれど、思った以上に写真の量が多くて長かった。

それもそのはず、実際建物が完成するまでにかかった年月も長かったのだから。

 

二年半ほど前、私がまだ大関商品研究所に入る前、一度大関さんにこのなんじゃもんじゃハウスが建つ土地に連れてきてもらったことがある。

「ここだよ」と指差されたところは、鬱蒼と茂る竹林だった。

足を踏み入れるのもはばかられるようなその中に、なんじゃもんじゃの木は埋もれていた。

それでも、一目見て、その存在感に圧倒されたのを覚えている。

世界樹/ユグドラシルみたいな、包んでくれるようなあたたかい木。

こんな土地に家を建てるなんて、誰も挑戦しようと思わないからこそ残されていた、この木と土地。

そこにキラーンと光るものを見つけた大関さん。さすがっス。

 

ここからは、設計や工事のパートナー探しに時間がかかり、ようやく一年ほど前、最高のメンバーが集結し、工事がスタートした。

無理難題を現実にしちゃうのも大関さん。さすがっス。

 

なんじゃもんじゃハウスは、土地の開拓から、材木の刻みから、搬入まで、文字通りの、「手づくり」でした。

傾斜地で、車も入れない場所という悪条件なので、掘削も搬入も手運びなのはしょうがない。

でも、材料の切り出しを一本一本ノミで加工する「手刻み」にしたのは、大関さんのこだわり。

機械でやったほうが簡単だし安いのに、社員大工の馬場さんにつくってもらうからこそ、わざわざ手刻みを選んだ大関さん。

「馬場さんと一緒に仕事をしたということをカタチにしたいから。」(プロジェクトブログより)

このひとことに、大関さんの愛は、ギュギュっと濃縮されていると思います。

現場を動かす60歳オーバーの大工さんたちは、もう今後は携われないかもしれないこの工程を懐かしがりながら、みんな楽しそうにイキイキと働いていた。

残された現場写真も、真剣な表情もあるものの、笑い声が聞こえてくるような笑顔の写真のなんと多いことか。

 

こんなに手がかかってる家、きっとほかにはないでしょう。

みんなでつくった、想いが詰まった家。最高の手しごと。見守ってくれる大きな木。

こんな家に住めるのは、最新鋭の設備をそなえたピッカピカのマンションよりも、ずっとずっと贅沢だと思う。

 

初めて作った映像なのでたいへんお粗末ですが、ぜひご覧下さいませ。

なんじゃもんじゃハウスのヒストリー。

watch?v=Smrsq2nlDYA&feature=youtu.be 

↑ こちらから

 

カナコ

できそうでできない

今年を振り返って。
新築のなんじゃもんじゃハウスが大きく占めましたがその他に店舗改装を3件もやらせてもらいました。
正確に言うと3件目はまだ真っ最中で終わってないのですが。
初めてお店の設計をすることになったとき、わくわくと不安と「むりだむりだ!」という思いでこころがざわざわしました。
初めてといってもいいデスクワークに体がうずうずしました。わたしはどうやらじっとしているのが苦手なのでしょう。
むりやり机にしがみついて描いた店舗構想図。

レイアウトに苦戦

一番大事な店の外装に苦戦

ロゴその他モロモロに苦戦

苦戦しすぎて厨房のレイアウトは社長がやることになりました。

施工に入ってもドタドタで工期延びまくりでバタバタだったわけですが、この性格なので

終わってみたらなんか店舗改装なんて大したことじゃないなとか思っちゃうんですよね。

次はわりと簡単にできるんじゃないの?とか思ったり。

で、2件目。

ワインと鉄板焼き 黒鉄(クロガネ)

これは社長が厨房、客席の設計から素材まで全部決定しました。

わたしが何日かけたか分からないここまでの作業を社長は一日でやってしまいます。

色んなことを頭に入れて一番シンプルで、カンタンで合理的な設計。

だけどイメージは大切に。

社長は物件が決まったときからずーっと頭の中で設計し続けているのかもしれません。

わたしは施工と外部のデザインだけやりました。

指示されてただ手を動かすだけの仕事はびっくりするほど楽でした。

現場に指示を出すというのはこんなに簡単だったっけか??

やっぱり店舗をつくるのって大して大変じゃないんだ。

そしてただいま3件目。

おいしいお好み焼き屋さんです。

難しい位置に階段のある小さな物件です。

何を優先してどこにアイディアをしぼるのか。

できそうな気がしていた設計は結局一人ではできませんでした。

なぜできなかったのか。

考え続けないから。

「これで行こう」と思ったらわたしはすぐに考えることをやめてしまう。

安心してしまう。

でもどうやらそれじゃだめらしい。

社長にオッケーをもらおうと思ってやってるからだめなんだ。

社長にオッケーもらったって明日には気が変わってボツになることも多い。

一度決まって、次の日に

「やっぱりこうしない?」と言われると

「くそーその手があったか」と思う。くやしい気持ち。

何のために考えるのか。

もっといいお店にするためである。

「もっといい方法があるんじゃないか」

「もっといいレイアウトがあるんじゃないか」

「もっと安くできるんじゃないか」

考えれば考えるほど色んな問題が出てきて、

解決策も浮かんで、また問題が出てきて考える。

いいアイディアが浮かんだらそれをどうつくるか考える、調べる。

それを繰り返して頭の中でお店がリアルになっていく。

それがちょっとおもしろい瞬間。

 

「お好み焼き屋 英」の施工はなんじゃもんじゃと同時進行でなかなか進みません。

大工さんたちの仕事は終わってまたまたわたしの仕事が残ってしまいました。

気合いが足りないんじゃないのかね? FOR  ME。

改装前の「お好み焼き 英」外観

ちょっと気引き締めてがんばるます。

 

たにぐち




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